トランクルームってどんなサービス?預けられる物や利用の流れを5分で理解

コラム

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「トランクルーム」という言葉を聞いて、何を思い浮かべますか?
車の後ろにある荷物を入れるスペース(トランク)をイメージされる方も多いかもしれません。あるいは、街中で見かけるコンテナボックスを想像する方もいるでしょう。

しかし、今回詳しく解説する「認定トランクルーム」は、それらとは少し性質が異なります。

本来のトランクルームとは、倉庫業法に基づき国土交通大臣の登録を受けた倉庫事業者が管理する、安全で信頼性の高い保管サービスのことを指します。

本記事では、トランクルームの正しい定義や、実際にどのような時に利用でき、何を預けられるのかを分かりやすく解説します。大切な家財を預ける際の参考にしてください。

トランクルームとは?「車のトランク」ではありません

まず結論から申し上げますと、トランクルームとは「物品を預かって保管する倉庫」のことです。

単に場所を貸すだけの「レンタル収納スペース(賃貸借契約)」とは異なり、利用者が物品を倉庫業者に預け、業者がそれを責任を持って保管する「寄託契約(きたくけいやく)」を結ぶのが一般的です。

ここがポイント

  • 倉庫業法の適用:国への登録が必要なため、信頼性が高い。
  • 保管責任:業者が荷物を管理・保管する義務を負う。
  • 認定マーク:優良な施設には「認定トランクルーム」のマークがある。

その中でも特に、消費者の家財や美術品などを保管するために優良な業務体制(施設・管理能力)を備えていると国から「認定」を受けた倉庫を「認定トランクルーム」と呼びます。

つまり、空調設備による温湿度管理や、防犯カメラなどのセキュリティがしっかりしており、大切な荷物を安心して預けられる「家財のためのホテル」のようなサービスなのです。

マンションのトランクルームとは違うの?

最近では、マンションや集合住宅の共用部(玄関脇や地下など)に「トランクルーム」と名付けられた収納スペースが付いていることがあります。これらは居住者のための簡易的な収納庫であり、今回解説する「倉庫業法に基づく保管サービス」とは異なります。

どんな時に使うの?主な利用シーン4選

では、実際にどのような場面でトランクルームは利用されているのでしょうか。個人から法人まで、主な利用シーンは以下の4つです。

1. 長期の不在やリフォーム時

最も一般的な利用シーンの一つです。海外赴任や長期出張で家を空ける際、留守宅の防犯や家賃節約のために家財一式を預けるケースです。
また、自宅の増改築(リフォーム)や建て替えの際、工事期間中に家具を一時的に避難させる場所としても重宝されます。

2. オフィスの書類・備品保管

個人だけでなく、法人利用も可能です。会社の社屋が手狭になった際、法定保存年数のある書類(帳簿や図面など)や、イベント用備品の保管場所として活用できます。
オフィス賃料の高い都心部では、外部倉庫を利用したほうがコスト削減になる場合もあります。

3. 管理が難しいデリケートな品の保管

自宅のクローゼットや押し入れは、意外と湿気がこもりやすく、カビや虫食いのリスクがあります。
空調完備のトランクルームであれば、毛皮のコートや和服、温度変化に弱い美術品などを最適な環境で維持・管理できます。

4. 趣味や習い事の道具

ピアノなどの大型楽器や、スキー・スノーボードなどの季節用品、大量の蔵書など、自宅の生活スペースを圧迫してしまう趣味の道具の保管にも使われます。

家具から宝石まで!保管できるもの一覧

認定トランクルームには、家具のような大きな物から、宝石のような小さな貴重品まで、多種多様なものを預けることができます。

具体的にどのような品目が対象となるのか、国土交通省の分類を参考に整理しました。

分類 具体的な保管品目
家具・家電 たんす、書棚、ベッド、じゅうたん、台所用品、食器、冷暖房機器、音響機器など
楽器・趣味 ピアノ、運動用具(スキー・ゴルフ等)、玩具、その他の娯楽用品
衣類・毛皮 和服、洋服、身の回り品、毛皮コート、毛皮襟巻など
美術・骨董品 絵画、彫刻、書跡、陶磁器、漆工品、骨とう品、収集品など
貴重品 貴金属製装飾品、宝石、真珠など
事務機器・書類 複写機、コンピュータ、キャビネット、金庫、事務文書、帳簿、図面、書籍など
記録媒体 磁気テープ、磁気ディスク、フィルム、レコードなど

このように、「家やオフィスにあるもので、腐敗したり危険性がないもの」であれば、ほとんどのものが保管対象となります。

保管できないものに注意

生き物(ペット)、植物、発火性のある危険物(ガソリン・灯油)、腐敗しやすい食品、法律で所持が禁止されているものなどは預けることができません。

利用の流れと注意点

最後に、一般的な認定トランクルームを利用する際の流れと、失敗しないための注意点を説明します。

1. 業者選び・問い合わせ

まずは、預けたい荷物の量や種類に合わせて業者を探します。
「認定トランクルーム」を利用したい場合は、事業者のウェブサイトや店頭に「優良トランクルーム認定マーク」が表示されているかを確認しましょう。

2. 見積もり・契約

保管料は、荷物の量(容積)や保管期間、部屋のスペック(空調の有無など)によって異なります。事前に見積もりを取り、契約内容を確認してから申し込みます。

3. 搬入(集荷)

契約が完了したら、荷物を倉庫へ運び入れます。
倉庫業者が運営するトランクルームの場合、運送会社と提携している、あるいは自社で運送を行っているケースが多く、大型家具の梱包から搬出・搬入まで依頼できるのが一般的です。

4. 保管・管理

契約期間中、専門のスタッフやシステムによって適切な環境で管理されます。

5. 取り出し(出庫)

荷物が必要になったら、業者に連絡をして出庫の手続きを行います。配送で自宅まで届けてもらうか、自分で倉庫へ取りに行くかを選択します。

出し入れの自由度に注意

24時間365日いつでも自由に出し入れできる「レンタル収納スペース」とは異なり、倉庫型のトランクルームは「営業時間内の対応」や「事前の予約」が必要な場合があります。頻繁に出し入れする予定がある場合は、契約前に利便性をよく確認しておきましょう。

まとめ

今回は、トランクルームの基礎知識について解説しました。

トランクルームは単なる物置ではなく、倉庫業法に守られた「家財や貴重品を守るためのプロのサービス」です。

リフォームや海外赴任といった大きなイベントの時だけでなく、大切なコレクションや季節外れの衣類をカビや劣化から守るためにも活用できます。「家の中が手狭になったけれど、捨てられない大切なものがある」という方は、ぜひ一度利用を検討してみてはいかがでしょうか。

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