トランクルーム探検隊 運営者の「M隊長」です。
3月の引越し、見積もりを見て「高すぎる!」と驚いた経験はありませんか。新しい生活への期待とは裏腹に、提示される金額にあまりの高さに頭を抱えてしまう方も多いはずです。何を隠そう、私自身も過去に、3月下旬の見積もりで『通常期の3倍』を提示され、目の前が真っ暗になった経験があります。
特に2026年の繁忙期は、過去に例を見ないほどの価格高騰や予約困難が予想されています。
「もしかして、引越し難民になってしまうかも…」と不安を感じている方もいるかもしれません。でも、諦めるのはまだ早いです。実は、この時期特有の市場の仕組みを理解し、ちょっとした工夫をするだけで、費用を大幅に抑えることは十分に可能です。

- 2026年3月の引越し料金相場と、価格が高騰する具体的な理由
- 日程調整や単身パックを活用して費用を安くするテクニック
- 引越し業者の予約が取れない場合の代替案と自力引越しのリスク
- 荷物の一時保管を活用して、ピーク時期を賢く回避する方法
引越しが3月は高すぎる時の原因と対策
なぜこの時期だけ異常なほど料金が跳ね上がるのか、その背景を知ることは対策の第一歩です。ここでは、2026年特有の市場環境や具体的な料金トレンド、そして今すぐ実践できる基本的な節約術について解説していきます。
2026年繁忙期の料金相場と推移
3月の引越し料金が高いのは、単に「みんなが引っ越すから」という単純な理由だけではありません。特に2026年は、物流業界全体を揺るがす構造的な問題が絡んでおり、例年以上に警戒が必要です。この時期の引越し市場は、いわば『砂漠で水を売る』ような状態です。価格決定権は完全に業者側にあり、私たちは言い値に従うしかないのが現実です。
最大の要因は、物流業界の働き方改革に関連する「2024年問題」の影響が、2026年も引き続き深刻化していることです。トラックドライバーの時間外労働時間が厳格に制限された結果、長距離を走れるドライバーの数が物理的に不足しています。これにより、「運びたくても運べない」という供給制約が発生し、需給バランスが崩壊。料金は通常期(5月〜1月)の1.5倍〜2倍、ピーク時には3倍以上に跳ね上がることも覚悟しなければなりません。

国土交通省もこの事態を重く見ており、3月から4月にかけての引越し需要の集中を緩和するために、「分散引越し」を強く呼びかけています。公的なデータを見ても、この時期の混雑がいかに異常であるかが分かります。
3月の料金推移をざっくりと分けると、以下のようなトレンドになります。
- 3月上旬(1日〜10日頃):徐々に上がり始めますが、まだ「交渉の余地」がある時期です。
- 3月中旬(11日〜20日頃):春休みに入ると同時に急騰します。ここからが本当の繁忙期です。
- 3月下旬(21日〜31日):最も危険なゾーンです。料金は最高値に達し、そもそも予約枠が空いていない「引越し難民」が発生します。
ここがポイント

特に3月28日(土)・29日(日)は、翌週の4月1日(新年度開始)に直結する最後の週末であり、料金が青天井になる「特異日」です。業者が受注を制限するためにあえて数十万円単位の高値を提示するケースもあるため、この2日間だけは絶対に避けることを強くおすすめします。
単身パックで費用を安くする方法
一人暮らしの方や、荷物が極端に少ない方にとって、最強のコストダウン手段となるのが「単身パック」です。これはトラックを1台丸ごとチャーターする通常の引越しとは異なり、高さ170cm×横幅100cm程度の専用コンテナボックス(カーゴ)に荷物を詰め込み、他の人の荷物と混載して運ぶサービスです。
感覚としては「引越し」というよりも「大型家具も送れる宅配便」に近いですね。トラックの貸切料金や、作業員2名分の人件費といった「固定費」がかからないため、通常の単身プランと比較しても数万円単位で安くなるケースが多々あります。特に、「東京〜大阪」や「東京〜福岡」といった長距離移動であればあるほど、その価格差(メリット)は大きくなります。
ただし、単身パックは「魔法の箱」ではありません。積載量には物理的な限界があります。
| 積めるもの(目安) | 積めないもの(要注意) |
|---|---|
| 単身用冷蔵庫(2ドア)、洗濯機、電子レンジ、布団一式、ダンボール5〜10箱程度、衣装ケース | セミダブル以上のベッド、3人掛けソファ、大型自転車、ドラム式洗濯機(サイズによる) |
注意点
「入りきると思ったのに入らなかった」というのが最大の失敗パターンです。ボックスに入りきらなかった荷物は別送扱い(宅急便など)となり、結果的に割高になることもあります。事前に家具の寸法をメジャーで測り、公式サイトのシミュレーション等で確認しておくことが必須です。
家族の引越し費用を抑える時期
家族での引越し(3人〜4人世帯)となると、荷物量は単身者の比ではありません。必然的に2トントラックや4トントラックが必要となり、単身パックのような「混載配送」の裏技が使いにくいため、繁忙期の高騰をもろに受けてしまいます。
家族引越しの費用を抑えるための最も確実な戦略は、やはり「時期の分散(ピークずらし)」に尽きます。具体的には以下の2つのアプローチが有効です。
1. 4月中旬以降への後ろ倒し
もし入園・入学などの期限がないのであれば、引越しをゴールデンウィーク直前(4月20日頃〜)まで延期してください。この時期になると新生活需要が一巡し、業者のトラック稼働率に余裕が出始めます。3月のピーク時には20万円と言われた見積もりが、この時期なら10万円程度まで下がることも珍しくありません。
2. 3月上旬(初旬)への前倒し
「どうしても3月中に移動しなければならない」という場合は、3月の第1週目(1日〜7日)に完了させることを目指してください。確かに、前の家の家賃と新居の家賃が重なる「二重家賃」が発生するかもしれませんが、ピーク時の引越し料金の上乗せ分(割増料金)と比較すれば、家賃を余分に払ってでも早期に移動したほうが、トータルコストは安く済む計算になることが多いのです。
費用の比較イメージ
「3月下旬の引越し代(+15万円)」 vs 「3月上旬入居の日割り家賃(+5万円)」
このように天秤にかけると、家賃を払ってでも時期をずらす経済合理性が見えてきます。
仏滅や平日など安い日程の選び方
引越し料金は、航空券やホテルのように「需要」によって変動します。つまり、みんなが休みで動きたい日は高く、誰も動きたくない日は安くなります。このギャップを突くのが賢い日程選びです。
六曜(ろくよう)を逆手に取る
日本にはまだ根強く「引越しは大安(たいあん)が良い」という考え方があります。逆に言えば、「仏滅(ぶつめつ)」の日は敬遠されがちで、予約が埋まりにくい傾向にあります。業者はトラックを遊ばせておくことを一番嫌うため、不人気日である仏滅には、値引きをしてでも予約を入れようとする心理が働きます。「六曜は気にしない」という方は、あえて仏滅の日を指定することで交渉を有利に進められます。
時間指定なし(フリー便)の活用
日付だけでなく「時間帯」の選び方も重要です。最も高いのは、朝一番から作業を始めて、夕方には片付けができる「午前便」です。ここを妥協し、業者の都合に合わせて作業開始時間を決めてもらう「フリー便」を選ぶと、5,000円〜20,000円程度、場合によってはそれ以上の割引が適用されます。
【安くなる日程・時間の優先順位】
- 平日 × フリー便(最安値)
- 平日 × 午後便
- 土日祝 × フリー便
- 土日祝 × 午前便(最高値)
ただし、フリー便は「夕方や夜からの作業開始」になる可能性もあるため、近隣への騒音配慮や、ガス・水道の開栓立ち会いの時間をどうするか、といった事前の計画が必要です。
一括見積もりで相見積もりを取る
引越し料金には、定価(正解)が存在しません。提示される金額は、その日のトラックの空き状況、ガソリン代、人件費、そして「顧客の足元」を見て算出されます。つまり、1社だけの見積もりで契約してしまうのは、比較対象を持たずに言い値で買うことになり、非常に危険です。『安くしてほしいけど、無理を言って断られたらどうしよう…』そんな不安から、つい業者の顔色をうかがってしまう気持ち、痛いほど分かります。
必ず「一括見積もりサイト」などを活用し、最低でも3社、できれば5社から見積もりを取りましょう。これを「相見積もり(あいみつもり)」と呼びます。複数の業者が競合している状態を作ることで、営業担当者の目の色が変わり、本気の値引き額を引き出すことができます。
効果的な交渉フレーズ
ただ見積もりを集めるだけでなく、営業マンに対して以下のように伝えてみてください。
「A社さんは〇〇円でした。御社のサービスや評判が良いので是非お願いしたいのですが、予算オーバーで迷っています。もしA社さんより安くなるなら、今ここで即決します」
特に3月の繁忙期は、業者も「早くスケジュールを確定させたい」と考えています。「即決(そっけつ)」というカードを切り、「今決めるなら安くする」という条件を引き出すのが、最も成功率の高い交渉術です。
3月の引越しが高すぎるときの究極の対策
「日程もずらせない、予算もオーバーしている、業者も見つからない」…そんな八方塞がりな状況でも、まだ諦める必要はありません。ここでは、一般的な引越しとは少し違うアプローチで、この難局を乗り切るための「裏技」的な方法をご紹介します。
帰り便や混載便など安いプラン
「大手引越し業者の見積もりが高すぎて手が出ない…」そんな時に検討してほしいのが、通常のチャーター便とは異なる「帰り便」や「混載便」という選択肢です。これらは、物流業界でどうしても発生してしまう「空きスペース」や「空き時間」を有効活用した、いわばエコノミー・プランのようなものです。
通常、引越しトラックは荷物を運んだ後、空っぽの状態で営業所に戻ります。この「戻り」の工程を無駄にしないために、格安で荷物を運ぶのが帰り便です。一方、混載便は、一台の大きなトラックに複数の顧客の荷物を相乗りのように積み込んで運ぶ方法です。
| プラン名 | 特徴 | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|
| 帰り便 | 引越しを終えて拠点に戻るトラックの「空き荷台」を利用する | 本来なら空気を運んでいるだけの区間を利用するため、片道分の燃料費や人件費相当で済み、非常に安い。 | 日程や時間は「トラックの戻り予定」に依存するため、こちらの都合を指定しにくい。 そもそも空きトラックが見つかるかどうかが運次第。 |
| 混載便 | 大型トラックに複数人の荷物をまとめてパズルのように積載する | 高速道路料金や燃料費を複数人で割り勘できるため、長距離移動のコストが劇的に下がる。 | 荷物の積み替えが発生するため、到着までに日数がかかることがある。 他の人の荷物と混ざらないよう管理が必要で、紛失リスクがわずかに上がる。 |
これらのプランは、大手よりも地域密着型の中小規模の引越し業者が積極的に扱っているケースが多いです。一括見積もりサイトの備考欄などに「日程はいつでも良いので、混載便や帰り便で安くできませんか?」と記入して相談してみると、思わぬ安値を提示してもらえるかもしれません。
赤帽やレンタカーで自力引越し
「業者に頼むと高いなら、自分たちの手で運べばいいじゃない」というDIY精神で乗り切る方法もあります。主に考えられるのは、軽貨物運送の「赤帽」に依頼するか、レンタカーで「ハイエース」などを借りて自力で運搬するパターンです。
軽貨物運送「赤帽」の活用
赤帽は、軽トラック1台とドライバー1名で対応してくれるチャーター便です。単身者の引越しであれば、ダンボールや小型の家電程度なら十分に積み込めます。最大のメリットは、大手の引越しプランに比べて圧倒的に料金が安いことですが、注意点もあります。
赤帽のドライバーは基本的に1名なので、冷蔵庫や洗濯機などの大型家電を運ぶ際は、依頼主であるあなた自身が補助(手伝い)をするのが前提となります。また、3月などの繁忙期には、通常運賃に加えて割増料金が適用されることが一般的です。
(出典:全国赤帽軽自動車運送協同組合連合会『赤帽の引越料金』)
レンタカーでの完全自力引越し
レンタカーを借りて、友人や家族に手伝ってもらう方法です。人件費がかからない分、表面上のコストは最も安く抑えられます。しかし、私としては安易におすすめするのは少し躊躇してしまいます。なぜなら、以下のような「隠れたリスク」があるからです。
自力引越しのリスク
- 建物の損壊:プロのような養生(保護)技術がないため、搬出入時に壁や床を傷つけてしまい、退去時に高額な修繕費を請求される恐れがあります。
- 身体的負担:慣れない重い荷物の運搬で、腰を痛めたり怪我をしたりするリスクが高いです。
- トータルコスト:レンタカー代、ガソリン代、手伝ってくれた友人への謝礼や食事代を考えると、結果的に業者に頼むのと変わらない金額になることもあります。
特にドラム式洗濯機や大型冷蔵庫は、重量が80kgを超えることもあり、素人2人で運ぶのは極めて困難で危険です。もし実施する場合は、体力に自信がある屈強な友人を複数確保し、養生資材もしっかり準備する覚悟が必要です。
荷物一時保管で時期をずらす方法
「今の家は3月末までに退去しないといけないけれど、3月の引越し料金は高すぎて払えない…」
そんな八方塞がりな状況を打破するテクニックが、「荷物だけを一時的に避難させる」という方法です。具体的には、自分自身は実家やホテル、ウィークリーマンションなどに一時的に仮住まいをし、家具や家電などの荷物はトランクルームに預けておくのです。正直に言いますが、荷物を一度預けるのは、確かに『面倒な一手間』ではあります。魔法のように楽な方法ではありません。
こうすることで、引越し需要が爆発している3月下旬〜4月上旬のピーク時期をやり過ごし、料金が落ち着いた4月中旬以降に改めて新居へ荷物を運び込むことができます。「引越しが2回になって面倒ではないか?」と思われるかもしれませんが、繁忙期の法外な特別料金(通常期の2〜3倍)を支払うことと比較すれば、トランクルーム代と二度手間を含めても、トータルの出費を抑えられるケースが多いのです。
まさに「急がば回れ」の戦術です。この方法を使えば、「引越し難民」になって路頭に迷うリスクも回避できます。
日程のズレを解消するための具体的な費用感や、どれくらい安くなるかのシミュレーションについては、以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ電卓を片手に参考にしてみてください。

トランクルーム短期利用の引越し費用を徹底解説!損しないための総額シミュレーション
トランクルームのおすすめ活用術
荷物の一時保管場所として最も使い勝手が良いのがトランクルームです。実は、引越し業者にも「荷物預かりサービス」自体はあるのですが、繁忙期はトラックと同様に倉庫も満杯で、「預かりのみ」の依頼は断られることが少なくありません。
一方、トランクルームであれば自分でスペースを契約して確保できるため、引越し業者の都合に左右されずに済みます。また、以下のような柔軟な使い方ができるのも、トランクルームならではの魅力です。
トランクルームのメリット
- 出し入れが自由:業者の倉庫に預けると、一度預けた荷物は新居に届くまで取り出せませんが、トランクルームなら必要なものだけ先に取りに行けます。
- 段階的な引越し:新居が決まるまで、とりあえず段ボール箱だけ預けておき、家具の配置が決まってから大物を移動させるといった調整が可能です。
- 保管環境が良い:特に屋内型のトランクルームなら、空調設備が整っているところも多く、デリケートな衣類や家電の保管にも適しています。
知っておくと便利
急な転勤や退去トラブルで、退去日と入居日が合わなくなってしまった場合、トランクルームは「荷物の緊急待避所」として非常に優秀です。こうした緊急時のリカバリー術を知っておくと、精神的にも余裕が生まれます。
引越しの日程が合わない!退去日と入居日のズレを解消する緊急リカバリー術
引越しが3月は高すぎる時の対策はハローストレージ
最後に、私が個人的に「これなら安心かな」と思っており、実際に知人にも勧めているトランクルームをご紹介します。それが「ハローストレージ」です。

イメージ画像
おすすめする理由はシンプルで、とにかく物件数が圧倒的に多いことです。全国に展開しているので、皆さんの今の家の近くや、これから住む新居の近くで、条件に合う店舗が見つかる可能性が非常に高いんですね。引越しの忙しい時期に、遠くの保管場所まで何度も往復するのは大変ですから、立地の良さは正義です。
また、サイズ展開も豊富なので、ダンボール数箱程度の小さなロッカータイプから、家具一式が丸ごと入る大きなコンテナタイプまで、荷物の量に合わせて無駄なくスペースを選べます。「Webからの申し込み」ならスピーディーに契約手続きが進むため、引越し日が迫っている切羽詰まった状況でも頼りになります。
さらに、時期によっては「事務手数料無料」や「賃料半額」などのキャンペーンを行っている店舗も多いので、初期費用を抑えやすいのも嬉しいポイントです。3月の引越し費用が高すぎて困っているなら、一度「荷物を預けて時期をずらす」という作戦を、ハローストレージで検討してみてはいかがでしょうか。
※料金やキャンペーンの詳細は、店舗によって異なるため、必ず公式サイトで最新情報を確認してくださいね。
引越し難民になる前に。
今のうちに場所だけ確保が賢い選択。
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Q&A よくある質問と回答
まとめ

3月の引越しは確かに費用が高く、精神的にも負担が大きいイベントです。「足元を見られているようで悔しい」と感じることもあるでしょう。しかし、今回ご紹介したように、日程の微調整や単身パックの活用、さらにはトランクルームを使った「時期ずらし」など、打てる対策は意外とたくさんあります。
重要なのは、提示された高額な見積もりをそのまま受け入れるのではなく、「仕組み」を知って選択肢を持つことです。焦って高額な契約書にサインをする前に、ぜひこの記事で紹介した方法を一つでも試して、賢く、そして少しでもお得にこの繁忙期を乗り切ってくださいね。浮いた10万円があれば、新居の家具をグレードアップしたり、美味しいものを食べて引越しの疲れを癒やしたりできますよね。
皆さんの新生活が良いスタートを切れることを応援しています!
SOLUTION
高すぎる引越し代は 「荷物を預けて時期をずらす」が正解。
焦って高額な業者と契約する前に。
まずはトランクルームを確保して、
「引越し難民」と「無駄な出費」を回避しましょう。
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