屋外型トランクルームの湿気はすごい?除湿剤を置くべきか徹底検証

コラム

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自宅の収納スペースが足りなくなったとき、頼りになるのがトランクルームです。中でも、料金が比較的リーズナブルで大きな荷物も出し入れしやすい「屋外型トランクルーム」は人気の選択肢となっています。

しかし、屋外型の利用を検討する際に、どうしても頭をよぎる不安があります。

外に置いてあるコンテナの中に、大事な荷物を入れて湿気は大丈夫なのか?
「除湿剤を置いておけば、カビは防げるのだろうか?」

このような疑問を持つ方は非常に多いです。結論から申し上げますと、屋外型トランクルームの湿気対策は、想像以上にシビアな現実があります。

この記事では、屋外型トランクルームの構造的な湿気事情と、市販の除湿剤が通用しない理由、そして「炭」や「珪藻土」を使った現実的な対策について徹底検証します。

この記事でわかること

  • 屋外型トランクルームの湿度が外観からわかる理由
  • なぜ普通の除湿剤では効果が薄いのか
  • バイクやタイヤ保管に向いている理由
  • 手間いらずな「炭・珪藻土」の活用メリット

屋外型トランクルームの湿度は外観からある程度推測できる

まず、屋外型トランクルームの中にどれくらいの湿気がこもるのかという点ですが、これは施設の「外観」をよく観察すれば、ある程度推測することが可能です。

金属製コンテナの特性を知る

多くの屋外型トランクルームは、海上輸送などに使われるコンテナを改造して作られています。丈夫でセキュリティ性が高いというメリットがある反面、金属の塊であるため外気の影響をダイレクトに受けやすいという特徴があります。

夏場、直射日光を浴びたコンテナの表面温度は非常に高くなります。逆に夜間や冬場は急激に冷え込みます。この激しい温度差が何を引き起こすかというと、「結露」です。

住宅の窓ガラスが冬場に濡れるのと同じ原理で、コンテナ内部の壁や天井に水滴が発生しやすくなります。断熱材がしっかりと施工されている高品質なトランクルームであれば軽減されますが、簡易的なタイプの場合、外気との温度差を遮断しきれません。

チェックポイント
契約前に内見ができる場合は、天井や壁に「雨漏りのようなシミ」や「錆び」がないか確認しましょう。これらは過去に激しい結露が発生した証拠である可能性があります。

通気口の有無と限界

湿気を逃がすための「通気口(ガラリ)」が設置されているかどうかも重要です。しかし、通気口があったとしても、機械的な換気扇ではなく自然換気のみの場合、無風の日や湿度が高い梅雨時には空気が滞留してしまいます。

外観を見て「ただコンテナが置いてあるだけ」に見える場合、内部の湿度は外気と同じか、締め切っている分、それ以上に悪化する可能性があると覚悟しておく必要があります。

設備によっては一般的な除湿剤だけでは対策が追いつかない

「湿気があるなら、家庭用の除湿剤を置けばいいのでは?」と考える方が大半でしょう。スーパーやドラッグストアで売られている、タンクに水が溜まるタイプの除湿剤です。

しかし、屋外型トランクルームの環境によっては、これだけでは対策として不十分なケースが多々あります。

気密性と湿気の流入量

除湿剤が効果を発揮するのは、ある程度「密閉された空間」です。クローゼットや押し入れであれば、扉を閉めれば新たな湿気はそれほど入ってきません。

一方、屋外型トランクルームは構造上、完全な密閉空間ではないことが多いです。わずかな隙間や通気口から、外の湿った空気が絶えず入り込んできます。

次から次へと供給される湿気に対して、小さな除湿剤数個の吸湿能力では追いつかないのです。

すぐに満水になるリスク

前述の通り、湿気が多い環境に除湿剤を置くと、驚くほどのスピードで水が溜まります。

梅雨時などは数週間、下手をすれば数日で満水になってしまうことも珍しくありません。自宅のクローゼットならすぐに気づいて交換できますが、トランクルームは頻繁に見に行く場所ではないため、「気づいたら満水になり、除湿効果が切れたまま数ヶ月放置していた」という事態に陥りやすいのです。

ここが危険!
効果が切れた状態で放置すると、カビの温床になります。特に衣類、布団、紙類(本や書類)は、一度カビが生えると修復が困難ですので注意が必要です。

バイクやタイヤの保管に限定されている理由

トランクルームの公式サイトや広告を見ると、屋外型の用途として「バイク」「タイヤ」「アウトドア用品」「資材」などが推奨されていることに気づくでしょう。

これは単に「重くて大きいから」という理由だけではありません。「多少の温度変化や湿度があっても品質が劣化しにくいもの」であることが前提となっているのです。

デリケートなものは屋内型へ

運営会社側も、屋外型コンテナが高温多湿になりやすいことは熟知しています。そのため、繊細な管理が必要な以下のような物品は、空調設備が整った「屋内型トランクルーム」への収納を勧めるのが一般的です。

屋外型に向かないもの 理由
高級衣類・着物 湿気によるカビ、虫食いのリスクが高い
書籍・アルバム 紙が湿気を吸って波打ったり、変色したりする
家電製品 結露による基盤のショートやサビの原因になる
楽器・絵画 温湿度変化に非常に弱く、ひび割れ等の恐れがある

もし、これらのアイテムを屋外型に収納しようとしているなら、一度計画を見直すことを強くおすすめします。どうしても収納しなければならない場合は、厳重な梱包や乾燥剤の大量投入など、徹底した自己防衛が必要です。

交換の手間を省くなら除湿剤より炭や珪藻土がおすすめ

それでも屋外型を利用したい、あるいはアウトドア用品であってもカビは防ぎたいという場合、どのような対策が有効なのでしょうか。

使い捨ての除湿剤に代わる選択肢としておすすめしたいのが、「炭」や「珪藻土」などの調湿素材を活用する方法です。

「吸う」だけでなく「吐く」機能がある

一般的な化学的な除湿剤は、湿気を限界まで吸い取ると終わりです。一方、炭や珪藻土には「調湿効果(呼吸する力)」があります。

  • 湿気が多いとき:水分を吸収する
  • 乾燥しているとき:溜め込んだ水分を放出する

このように、湿度を一定に保とうとする働きがあるため、コンテナ内の環境変化に合わせて自然に調整を行ってくれます。

メンテナンスの手間が激減する

最大のメリットは、頻繁な交換作業から解放されることです。

水が溜まるタイプの除湿剤は、満水になるたびに買い替えと廃棄の手間が発生します。しかし、炭や珪藻土は、時々天日干しをして乾燥させるだけで機能が回復し、繰り返し使用することが可能です。

頻繁に足を運べないトランクルームだからこそ、メンテナンスフリーに近い素材を選ぶことが、継続的な湿気対策の鍵となります。

置き方のポイント

効果を最大限に発揮させるためには、以下のポイントを意識して配置してください。

炭・珪藻土の効果的な使い方

  • 床に直置きしない:湿気は下に溜まりやすいですが、床は結露のリスクもあります。すのこやパレットを敷き、その上に配置しましょう。
  • 四隅に置く:空気の滞留が起きやすい部屋の角に置くと効果的です。
  • 量は多めに:家庭のクローゼットよりも過酷な環境ですので、「少し多いかな?」と思うくらいの量を設置してください。

まとめ:屋外型の特性を理解して賢く利用しよう

屋外型トランクルームの湿気事情と、その対策について解説しました。

記事のポイントをまとめます。

  • 屋外型は金属製のため、外気の影響を受けやすく湿気・結露が発生しやすい。
  • 気密性が低いため、家庭用の除湿剤では湿気の流入に追いつかないことが多い。
  • デリケートな衣類や本などは避け、バイクやタイヤなどの保管に適している。
  • 対策をするなら、交換頻度の高い除湿剤よりも、調湿効果のある「炭」や「珪藻土」が推奨される。

屋外型トランクルームは、コストパフォーマンスに優れた便利なサービスです。しかし、「家の中と同じ環境」と思って荷物を預けると、取り出した時にカビだらけになっていたという悲しい結末になりかねません。

「そこは屋外である」という認識を忘れずに、保管するものを選別し、適切な湿気対策を施すことが、大切な荷物を守るための第一歩です。

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