「気づけば会議室が段ボール置き場になっている」
「什器や販促物、撮影機材が執務スペースを圧迫している」
「捨てられない書類の保管場所がもう限界」
総務担当者や中小企業の経営者なら、一度は心当たりがあるのではないでしょうか。
実はそのスペース、毎月お金を捨てているのと同じかもしれません。都心のオフィス賃料は高騰が続いており、「物置化した3坪」に月数万円を払い続けている計算になるからです。
そこで注目されているのが、トランクルームの法人利用です。業界最大手クラスのハローストレージでは、利用者の約2割が法人。決して珍しい使い方ではありません。
この記事では、法人利用の実態調査データと活用事例、そして「オフィスに置くよりいくら安くなるのか」の試算まで、担当者がそのまま稟議に使える情報をまとめました。
この記事でわかること
- 法人がトランクルームを使うメリットTOP3(実態調査)
- オフィス収納 vs トランクルームのコスト比較試算
- 業種別の活用事例と法人契約の流れ・必要書類
【実態調査】法人がトランクルームを使うメリットTOP3
ハローストレージを運営するエリアリンク株式会社が、法人利用者を対象に行った調査によると、トランクルームを使うメリットとして挙げられたのは次の3つでした。
1位の「きれいに保てる」は、従業員の働きやすさや来客時の印象に直結するメリットです。そして注目したいのが2位の「減床ができる」(31.1%)。収納スペースを外部に持つことでオフィス面積そのものを最小限に抑えられる、つまりトランクルームが固定費削減の手段になっているということです。
3位の「移転がスムーズ」も見逃せません。荷物が少ないオフィスは、移転時の物量が減り、引越し費用も工期も圧縮できます。
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オフィスに置くと月6万円超?収納コストを試算してみた
「減床でコスト削減」と言われてもピンとこないかもしれません。具体的な数字で比較してみましょう。
三鬼商事のオフィスマーケットデータ(2026年5月時点)によると、東京都心5区(千代田・中央・港・新宿・渋谷)の平均賃料は22,845円/坪(共益費除く)です。
仮に、備品・在庫・書類がオフィスの3坪(約6帖)を占有しているとします。
| 項目 | 月額コスト | 年間コスト |
|---|---|---|
| 都心オフィス内の収納3坪分 (22,845円×3坪) |
約68,500円 | 約82万円 |
| トランクルーム(屋外型2帖前後) (郊外・立地により変動) |
約10,000円前後〜 | 約12万円〜 |
| 差額 | 約58,000円 | 約70万円 |
※オフィス賃料は三鬼商事「オフィスマーケットデータ」2026年5月時点の都心5区平均。トランクルーム料金は物件・サイズにより異なります。荷物は棚等で立体的に収納することで、占有面積より小さいスペースに収まるケースが一般的です。
使用頻度の低い備品を都心の一等地に置いておくのは、「時給の高い社員に段ボール番をさせている」ようなもの。毎日使わない物は賃料の安い場所へ逃がすのが、コスト面では合理的な判断です。
年間70万円の差は、決して小さくありません。稟議書の「導入効果」欄に書ける、明確な数字です。
法人の活用事例|どんな会社が何を預けている?
事例:映像制作会社|撮影備品の保管
前述の調査では、映像制作関連の法人の事例が紹介されています。預けているのは、椅子や脚立などの撮影に必要な備品。担当者の声は次のようなものでした。
本社周辺の家賃が高く、備品の収納スペースを持つのは費用対効果が合わないため、都心から離れても良いので手ごろな場所を、と探したのが利用のきっかけです。
出典:エリアリンク株式会社 調査リリースより
まさに前章の試算どおり、「収納だけを賃料の安いエリアに切り離す」という使い方です。オフィス縮小で備品の置き場に困った、備品が増えて執務スペースを圧迫している──そんな場面でトランクルームが受け皿になっています。
業種別に見る活用パターン
| 業種 | 預けている物の例 |
|---|---|
| 建設・設備業 | 工具、資材、季節用品 |
| 小売・EC | 季節商品、在庫、販促什器 |
| イベント・制作会社 | 撮影機材、音響機材、ブース什器 |
| 士業・一般オフィス | 保存年限のある帳票・書類 |
| 飲食・店舗 | イベント用備品、予備の椅子・テーブル |
共通するのは「毎日は使わないが、捨てられない物」。これらをオフィスの外に出すだけで、執務スペースは本来の用途に戻ります。
法人利用でハローストレージが選ばれる3つの理由
① 全国2,000物件・10万室以上の圧倒的な物件数
ハローストレージは全国に2,000物件以上・10万室以上を展開する、掲載物件数トップクラスのトランクルームです。物件数が多いということは、「オフィスの近く」でも「あえて賃料の安い郊外」でも、自社の条件に合う場所を選べるということ。多拠点展開している企業や、移転の可能性がある企業にも対応しやすいのが強みです。
② 0.5帖クラス〜8帖超まで、サイズの選択肢が広い
書類数箱ならロッカータイプや0.5帖、什器や機材なら屋外型の大型タイプと、荷物量にぴったりのサイズだけ契約できるため、使わない広さにお金を払う必要がありません。荷物が増えたら大きい部屋へ、減ったら小さい部屋へと、収納コストを変動費のようにコントロールできます。
③ 月額制で初期投資が軽く、稟議を通しやすい
倉庫を借りたりオフィスを増床したりする場合と違い、敷金・礼金・内装工事といった大きな初期投資は不要です。月数千円〜数万円という金額感なら、決裁のハードルも低く、「まず1部屋試す」がしやすいのも法人に選ばれる理由です。
ハローストレージの料金体系や個人利用も含めた評判・注意点は、こちらの記事で詳しく解説しています。
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法人契約の流れと必要書類
ハローストレージは法人名義での契約に対応しています。手続きの流れは次のとおりです。
- 物件を検索・申し込み:公式サイトからWEB申し込みが可能(WEB割引の対象)
- 書類の提出・審査:法人契約の場合、発行3か月以内の登記簿謄本(全ページ)と、担当者の氏名・連絡先が必要
- 初期費用の支払い:月々の支払いは口座振替またはクレジットカード決済
- 利用開始:暗証番号の案内または鍵の送付を受けて利用スタート
担当者が事前に押さえておきたいポイントは以下のとおりです。
- 最低利用期間は申込月〜翌月末までの約2か月
- 契約は1年ごとの自動更新で、更新月に使用料0.5か月分の更新料が必要
- 利用開始日は申込日から1か月先まで指定可能
登記簿謄本の取得には日数がかかる場合があるため、利用開始日が決まっている場合は早めの準備がおすすめです。
法人利用でよくある質問
法人名義で契約できますか?必要書類は?
法人名義での契約が可能です。必要書類は「発行3か月以内の登記簿謄本(全ページ)」と、法人担当者の氏名・連絡先です。詳細は申し込み完了時の案内で確認できます。
支払い方法は?請求書払いはできますか?
毎月の支払いは口座振替またはクレジットカード決済です。年間一括払いには対応していません。請求書払いの可否など詳細な条件は、契約前に公式窓口へ確認することをおすすめします。
利用料は経費にできますか?
事業用の荷物の保管であれば、一般に賃借料や地代家賃などの科目で経費計上されるケースが多いようです。ただし勘定科目や税務上の扱いは事業の状況によって異なるため、顧問税理士等にご確認ください。
申し込みからどれくらいで使えますか?
支払い方法や書類提出のタイミングによりますが、WEB申し込み+クレジットカード決済が最もスムーズです。利用開始日までに書類提出と初期費用の支払いが完了している必要があります。
トランクルーム内で作業や事務所利用はできますか?
トランクルームは荷物の収納を目的とした施設のため、事務所や作業場としての利用はできません。また、危険物・引火性のある物・貴重品などは収納できないため、預ける物が収納可能か事前に約款を確認してください。
途中でサイズ変更や解約はできますか?
解約手続きにより途中解約が可能です(最低利用期間は約2か月)。サイズ変更は別部屋への契約切り替えという形になるため、手続きや費用の詳細は公式窓口へご確認ください。
まとめ|備品収納のコストはオフィス賃料より安くできる
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最後に、この記事のポイントを整理します。
- ハローストレージ利用者の約2割は法人。「きれいに保てる」「減床できる」が主なメリット
- 都心オフィスの収納3坪分(月約6.8万円)をトランクルームに移せば、年間70万円規模の削減余地がある
- 法人契約は登記簿謄本があればOK。月額制・低い初期費用で「まず1部屋」から試せる
オフィスが手狭になったとき、選択肢は「広い物件への移転」だけではありません。毎日使わない物を外に出すだけで、いまのオフィスのまま解決できるケースは多くあります。
オフィスを広げる前に、まずは収納の外部化から。月数万円の差になります。
【出典・参考】
・エリアリンク株式会社「トランクルームの法人利用の実態と利用事例」(PR TIMES)
・三鬼商事株式会社「オフィスマーケットデータ」2026年5月時点(東京ビジネス地区)
・ハローストレージ公式サイト(契約の流れ・よくある質問)


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